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smartpapyrus2020誕生 意のままに。さぁ、コクピットへ。
リアルタイム監視による汚れの画像解析をはじめ、生産に関わるあらゆる抄紙プロセスデータ、それらBigDataを元にAIが欠点・断紙を予知し、IoTを駆使して汚れを自動的に排除する。それが、“SmartPapyrus”。この近未来が、あなたのものになる。

News vol.3

SmartPapyrus
FIELD TEST 2020 2020.3.1 〜
2020年4月、リリース“SmartPapyrus” ver.1 をご紹介します。
“SmartPapyrus” ver.1。
ついに、製紙現場に登場!
昨年、16箇所で検証を行ってきたSmartPapyrus。いよいよ2020年4月にVer.1がリリースされます。
SmartPapyrusは、IoT・AIを駆使して抄紙機汚れを監視し、欠点・断紙を未然に防止することで生産性向上を実現する革新的なシステムです。
既に、複数の工場において、SmartPapyrusの確証に向けて始動しています。

[容量:314MB /尺:2分58秒]

ver.1の主な機能

  • ドライパート汚れの定量化と汚れ防止・洗浄による欠点・断紙対策
    SmartDepo.により、ドライパート汚れを定量化。汚れレベルと欠点データを同一画面上で比較し、欠点の発生箇所を明確にする。
    そして、カンバスの汚れレベルと位置に応じて、ファブリキーパーを全幅洗浄モードから部分洗浄モードに自動で切り替え、カンバスの耳部汚れやスジ汚れを除去し、欠点・断紙や水分プロファイルムラを防止できる。
    また、ミストランナー・シャワーランナーについても、汚れレベルに応じて自動で薬品使用量を増減するため、適切な薬品使用量で欠点・断紙を防止することができる。
  • 薬品管理の一元化による業務効率化
    工場に点在する薬品ドラムの残量や、各箇所の薬品使用量を監視。残量が少なくなったら、ドラム交換時期をアラートメールでお知らせ。メンテックへの自動発注も可能。
    さらに、汚れレベルを確認しながら同一画面で薬品使用量を変更でき、経時での汚れレベルと薬品使用量を比較できるため、薬品を増添した際の効果測定を定量的に行うことができる。
    また、薬品使用量やコスト分析も瞬時にできるため、薬品管理に掛けていた時間を大幅に短縮できる。

ver.2以降の主な機能

  • AIを用いた欠点・断紙の発生箇所・要因の解析と未然防止
    欠点データと各パートの汚れレベルとの相関をAIを用いて解析し、最も欠点との相関係数が高いパートを特定することで、対策の精度を高める。
    さらに、銘柄やプレス出口水分などの抄紙データも併せて解析することで、抄紙機汚れの要因を特定し、欠点・断紙が発生する予兆を察知して未然に防止する。
  • IoTを用いた欠点・断紙、要具コンディションなどの見える化
    プレスパート出口での欠点を検出し、欠点がウエットパートとドライパートどちらに由来するものか分類することで、対策の精度を高める。
    フェルトコンディション、紙水分率、紙のバタつきの監視により、水分プロファイルムラや欠点・断紙の予兆を察知する。

SmartPapyrusとは?

テーマは、汚れの原因の特定、処理の徹底、予知など欠点対策の確実化です。

SmartPapyrusは、究極の汚れ対策としてメンテックが総力を挙げて開発中の次世代統合システムです。それは、IoTを駆使し遠隔操作と最適制御を軸として、マシンの汚れを画像処理で数値化し対策を打つ<攻め>のSmartDepo.と、薬剤の投入を最適化する<守り>のSmartChemical、それらをBigDataとAIによって統合する司令塔SmartPapyrusから構成されます。これによって、まず最適生産の実現と自動化への道を開き、2021年には問題を予知して事前に解決するというステップに到達。抄造マシンの安定稼働を統合的に支援します。

[容量:314MB /尺:2分58秒]

2019年3月には、このSmartPapyrusのフィールドテストを開始しました。すでに、フード内の劣悪環境下で耐熱カメラによる“見える化”を初めて達成し、リアルタイムの画像認識とデータ処理によって抄造の現実を数値化して、BigDataで製造現場を科学的に把握することに成功。同時に、薬剤添加のコントロールや調達の自動化も実現しています。私たちは、SmartPapyrus 完成の2021年に向けて、製紙エンジニアリングの世界を革新し続けます。

Smart Depo.

マシンの汚れを賢く、検知、認識、除去する。

1

高温で使用できるハウジング構造の
耐熱カメラを独自開発。

今まで、100℃を超す高温になる稼働中のフードの中を直接目で見ることは至難で、これが汚れ対策の大きな障害となっていました。そこで、当社では、まずハウジング構造を用いた耐熱カメラを独自に開発し、実際に現場を見る“目”を獲得しました。その上で、マシンの汚れのポイントとなる4カ所以上にこれを設置し、必要な “現場”の状況すべてを把握します。

2

マシンの汚れを“見える化”し、数値化する。

耐熱カメラによって24時間、リアルタイムで抄造マシンの内部を監視する一方、撮影した動画をデジタル処理によって遠近のバランスを調整した上で画像解析し、その色合いの変化をすべて数値化します。その結果、肉眼による汚れの判断とともに、それが困難なものについてもデータに基づいて汚れの事実を突き止める。

3

欠点の原因箇所を最適位置で集中洗浄し、
汚れと水分をすべて回収。

最新のファブリキーパーなら、特定した発生源に向けて最適位置に移動し、集中洗浄と汚れの防止を同期化して、均一かつ安定した汚れ防止皮膜を形成。さらに、カンバスとの隙間2mm以下に密着したヘッドが汚れと水の飛散を防止しながら洗浄水をもれなく回収、ウォーターマークの発生を防ぎ微小欠点を大幅に減らします。

Smart Depo.

Smart Chemical

マシン洗浄の薬剤を賢く、調整、処理、調達する。

4

汚れのレベルに応じて、
薬品添加量を遠隔で自動制御。

集中洗浄にあたっては、中央制御室からの遠隔操作によって、ミストランナー、シャワーランナー、最新のファブリキーパーに対して、最適な薬品量の添加を指示できます。また、これらの自動化も可能です。さらに、抄造紙の銘柄変更の際には、各装置の薬品量が自動的に変更されるなど、現場へのアプローチがスピードアップし、工数の削減にも寄与します。

5

薬剤残量が減ったらアラートが出て、
コストのリアルタイム分析と自動発注へ。

薬剤の入ったドラムの残量は即座に計測できるので、中央制御室から常に監視できます。また、その残量を一定値に設定しておけば、その値を下回ったときにアラート・メールが送られてきます。それを利用して、薬品の在庫が最適量を割り込んだ場合には、ご要望に応じてメンテックに自動で発注することもできます。その際には、詳細なコスト分析も可能です。

Smart Chemical

Smart Papyrus

マシン洗浄の薬剤を賢く、調整、処理、調達する。

AIとIoTを投入して、マシンの汚れ管理を賢く、予知し、トータルに制御する。

6

製品の欠点と相関が高い汚れをつかみ、
薬剤添加量をコントロールして最適洗浄を実現。

欠点検出器が発見した製品の欠点とマシン汚れの連続的な変化を蓄積。そして、そのビッグデータから相関性を明らかにして、製品に欠点が生じるマシン汚れの条件を特定します。さらに、そのビックデータに基づいて薬剤添加量と効果との相関関係を明確化し、自己学習していきます。それによって、汚れのレベルに合わせた最適洗浄を実現する薬剤添加の最適スペックを設定し、添加指示と添加量の最適化・自動化を進めます。

7

装置の正常な稼働を監視して、
故障の予兆を見逃さない。

抄造マシンに装着されたカメラやセンサーによる画像や振動などの遠隔監視によって、ミストランナー・シャワーランナー・ファブリキーパーなどの装置が薬品を正常に散布しているか監視し安定稼働を見守ります。また、目で見ただけではわかりにくい各種装置の電気・機械的な異常を蓄積されたビッグデータに照らして浮き彫りにし、メンテナンスの回数とコストを最適化します。

Smart Papyrus

Company Profile

トータル・ソリューション・サービス

TOTAL SOLUTION SERVICE

メンテックは、世界の製紙業界各社様に貢献すべく、主に抄造技術面において様々な問題の発見と課題の設定、そしてそのソリューションに全力で傾注して参ります。今回のSmartPapyrusは、そこに向けた一つの集大成であり、AIやIoTなど次世代のテクノロジーをふんだんに使って、生産の自動化、高品質化、高効率化へと大きく歩みを進めます。そして、その初期導入にあたっては、各社様の生産ラインとのマッチングをテーマに徹底したフォローを行って参ります。
環境問題への対応

ENVIRONMENT

SmartPapyrusによって再生紙の最適品質、超省エネ生産を可能にします。

廃プラスチックの問題が急激に世界に広がり、その代替物として紙の可能性が問われています。また、eコマースをはじめとして宅配物・輸送物は急激に増え、特に巨大新興国において段ボール需要が急増しています。ところが、世界的な古紙需要が急変したため、自国内で古紙利用率を向上させることが各国とも喫緊の課題となってきました。そこで、国内製紙メーカー様にも、いよいよ超省エネ・超高効率な生産の実現が求められるようになっていくのではないでしょうか。私たちは、IoTやAIの技術をフルに使ってそれら生産システムの最先端化を目指し、再生紙のパーフェクトな活用によって世界の森林資源の維持に寄与していきたいと思います。
働き方改革への対応

WORKING STYLE REFORM

SmartPapyrusによる超高効率な生産体制が、働き方改革を現実します。

一つの社会問題をきっかけに法制化もついに実現し、働き方改革は一気に進み始めました。しかし、現実にそれを可能にするのは、法律や人事制度だけでは困難です。職場のしくみや現場のオペレーションが実質的に変貌するには、人を介さないさらなるオートメーションが必要なのです。ただし、それはもはや巨大マシンの集中的な制御ではなく、分散型の個別的なプロセスコントロールや、判断基準の最適構築によってこそ可能になります。私たちは、それをBigDataに基づくIoTやAIの活用によって実現し、超高効率な稼働を可能にします。その結果、時間は生み出され、お客様の社員の皆様の働き方改革を、現実のものにしていくのです。